設備紹介

ジョセフ・ピラティス氏が最初に考案したのが、キャデラックとも呼ばれるこのトラピーズテーブル。戦争で負傷した兵士のリハビリのため、病院のベッドにスプリング（バネ）をつけてトレーニングをしたのが始まりでした。リフォーマーと同じくらい多様なエクササイズがあり、マットエクササイズの苦手な種目もスプリングのアシストよって、より安全に効果的な調整ができるようになります。

年齢や能力を問わずフィットネスとリハビリテーションの両方をサポートしてくれるのも魅力。特にピラティス初心者や高齢の方は、このマシンから始められることをオススメします。

木枠の中に可動性のキャリッジが付いているこのマシンは、フットバーやロープのほか様々なセットアップができます。動きのスピード、方向、身体のポジションなど可能性は無限大で、そのエクササイズ数も800以上。使用する人の特徴、身体の大きさ、フィットネスレベルが違ったとしても、スプリング（バネ）の調整によって難易度を大幅に変えることができ、ジョセフピラティス氏が開発したマシンの中で、最も万能なマシンと言われるのがこのリフォーマーです。

箱型のベースにシート、アーム（ハンドル）、そして動くペダルが付いています。ペダルは4本のスプリング（バネ）によって身体への負荷調整が可能です。​チェアー、リフォーマー、トラピーズテーブルに使われているこのバネは、抵抗を与えるというよりむしろ正しい動きを教育していく目的のほうが強く、バネからのフィードバックを受けることで自分の動きのクセを明確に感じとることが出来ます。

チェアーはほかの２つに比べると随分小型なマシンのため、一見手軽で簡単そうに思われるのですが、身体を支えてくれる面積が狭くなる分、コントロールは難しく、バランス力や集中力が必要になります。アスリート向きのエクササイズも多いのですが、正しい歩行や美しい歩き姿、また美脚づくりには欠かせないマシンです。

別名「The Spine Corrector」、背骨を修正するものという意味になります。股関節の使い方や頸椎、胸椎の伸展の動きが引き出されやすく、猫背の矯正には大活躍してくれます。

この計算されたカーブに沿った背伸びは気持ちよいストレッチが出来るとともに、バネによるアシストが入らないため筋肉の強化もしっかりと行うことが出来ます。

ピラティスの中でも新しい器具フットコレクターは、その名の通り足矯正器です。足首や足指の関節の可動性を高めるとともに、身体のバランスを保つのに大切な土踏まず(3つのアーチ）を持ち上げて鍛えます。​立つ、歩く、走る、飛ぶ、ステップを踏む、これら全ての基本動作において、常に土台となっている足を改善することは、怪我や疲れやすさが軽減されるだけでなく、膝、腰、肩、首などほかの部位の痛みにも大きな影響を与えます。

代表的なprops（小道具）のピラティスリングとフォームローラーは、自宅のエクササイズにも気軽に取り入れやすいお助けツールです。弾力性のあるリングはギューギューと押しつぶすというより、手や脚に挟んでエクササイズすることで、深層の筋肉が意識しやすくなり、より正しいフォームへと導いてくれます。

もう一方のフォームローラーは筋肉のセルフマッサージをしたり、左右のバランス感覚の向上、可動域を拡げるダイナミックな動きの改善など、様々なアプローチが可能です。